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【ギフトに人気の万能調味料】日本の調味料の種類

近年、健康志向の方が増えたことにより、減塩醤油や無添加調味料、ノンオイルドレッシングなどの人気が高まっています。しかし、普段の料理で最もよく使用されているのは、馴染みのある伝統的な調味料です。こちらでは、日本の伝統的な調味料についてご紹介いたします。

醤油

醤油は、おひたしや煮物、炒めもの、たれ、漬物、和菓子などに使える万能調味料です。主な原料は、「大豆」「小麦」「食塩」ですが、醤油の種類によっては米や大麦、はとむぎなどの穀物を使うこともあります。

「濃口醤油」「淡口醤油」「溜醤油」「再仕込み醤油」「白醤油」の5種類があり、それぞれ塩分の含有量が異なります。醤油の塩分は14～18％ぐらいなので、塩分が気になる方や健康を意識している方に贈る場合は、減塩醤油を選ぶとよいでしょう。

味噌

味噌の種類は「米味噌」「麦味噌」「豆味噌」「調合味噌」の4種類があります。国内で生産されているのは「米味噌」がもっとも多く、生産量の約8割を占めます。地域によって味や材料、使い方が異なるのが特徴です。

お酢

お米を醸造して作ったお酒に、酢酸菌を加えて発酵させたものがお酢です。保存性が高いため、生ものを洗ったり臭みを取ったりする用途にも用いられていました。

みりん

みりん単品で味付けを行うことはありませんが、立派な日本の調味料の一つです。料理に甘味と照りを加えて、食材のクセや臭みを和らげます。

【ギフトに人気の万能調味料】醤油の歴史

私たちの生活に欠かせない醤油は、縄文時代の末期には既に存在しました。野菜や果実、海草などを使った「草醤」、魚を使った「魚醤」、穀物を使った「穀醤」が作られていたのです。

こちらでは、お歳暮のギフトとしておすすめの万能調味料「醤油」の歴史をご紹介いたします。

本格的に作られるようになったのは大和朝廷時代以降

大和朝廷時代になると、中国の「唐醤（からびしお）」と朝鮮半島「高麗醤（こまびしお）」の製造方法が日本に伝わりました。

奈良時代には「塩蔵品（塩漬けした貯蔵食品）」が租税として納められていて、この「塩蔵品」のことを「醤」と呼びました。701年に完成した大宝律令にも「醤」に関する記述が残されています。

遣唐使により中国文化が日本に伝えられると、「醤」の製造方法にも変化がみられるようになりました。原料として大豆、米、麦、もち米などが使われるようになります。しかし、当時の「醤」は一般庶民には手の届かない高級品でした。

平安時代に醤油の原形が登場

「醤」を製造する技術はさらに発展を遂げ、平安時代には現在の醤油の原形ともいえる固形と液体にわかれたものが作られるようになりました。

鎌倉時代には、中国の宋で修行をした信州の禅僧が「径山寺味噌（きんざんじみそ）」の作り方を日本に持ち帰ります。その製法で味噌を作った際に、底からしみ出る液体が美味しいと評判になり調味料として使うようになりました。この液体が「溜（たまり）」で、これが醤油の起源といわれています。

庶民が醤油を使うようになるのは江戸時代以降

室町時代の末期には醤油づくりはさらに盛んになり工業化もはじまりますが、庶民が醤油を口にするようになるのは江戸時代に入ってからです。その後、江戸庶民の好みにあった「濃口醤油」が誕生し、そば、天ぷら、蒲焼きなど、日本料理にはなくてはならない調味料となります。

世界の美味しい万能調味料はギフトにぴったり

お歳暮のギフトに汎用性の高い万能調味料を贈りたいとお考えの方もいらっしゃるでしょう。こちらでは、世界の美味しい万能調味料をご紹介いたします。

韓国料理の美味しい万能調味料

・コチュジャン

韓国の辛子味噌です。麹を使って糖化した米やもち米を加えているため、粘り気と甘みがあるのが特徴です。生野菜につけて食べたり、ビビンバや炒め料理などに使ったりします。

・ダシダ

韓国のビーフブイヨンで、原料には牛肉、たまねぎ、にんにく、ペッパーなどが使われています。牛肉の旨みがたっぷり詰まったブイヨンなので、韓国料理の辛さにも負けません。

中華の美味しい万能調味料

・甜麺醤

甜麺醤とは、中国の四川省発祥の甘味噌です。主な原料は、小麦粉、麹、塩で、日本でおなじみの麻婆豆腐、ホイコーローなどにも使われています。

・豆板醤

中国発祥の辛味噌で、そら豆に大豆、唐辛子の塩漬けなどが主な原料です。日本料理やマヨネーズとの相性がよいので、普段の料理に気軽に使えるのが魅力でしょう。

ベトナムの美味しい万能調味料

・ニョクマム

魚醤でタイの「ナンプラー」とほとんど同じですが、ニョクマムの方がマイルドなので日本人にも使いやすいでしょう。フォーにかけたりサラダに加えたりするのがおすすめです。タイ料理の「ガパオライス」や「パッタイ」などにも使われています。

・パームシュガー

パームヤシから作られる砂糖で、ミネラルやポリフェノールが豊富に含まれており、コクのある独特な味わいが特徴です。普段の料理やコーヒー、紅茶などに使うことができます。また、トーストやスイーツに使うと、パームシュガーの美味しさがより味わえるでしょう。

メキシコの美味しい万能調味料

・ハラペーニョ

辛いというイメージが強いハラペーニョですが、実は本場メキシコでは生のハラペーニョだけでなく、お酢に漬け込んだハラペーニョも高い人気を誇っています。お酢に漬け込むことで生よりも辛さが和らぐため、辛味が苦手な方にもおすすめです

・タヒン

3種類のメキシコ産チリと乾燥ライムジュースなどを混ぜ合わせたシーズニングパウダーです。辛味と塩味のバランスがよく、肉料理やサラダはもちろん、フルーツやアイスクリームとの相性も抜群です。

万能調味料の1つである醤油をギフトに

ギフトとして贈るなら、普段使いしやすい万能調味料が喜ばれます。こちらでは、数ある美味しい万能調味料の中から、ギフトにぴったりの万能調味料をご紹介いたします。

和風ほんだし

鰹節からとっただし汁に塩、砂糖、調味料で味つけをして顆粒状にしたものです。液体に溶かすだけで簡単にだし汁になり、食材に直接使うこともできます。そのため、お味噌汁をはじめ、煮物、炒めもの、炊き込み料理など様々な料理に活用できます。顆粒状なので常温で保管でき、液体より収納しやすいのも魅力です。

ソース

トマトやデーツなど、約50種類の野菜や果物を煮詰めて作ったものです。「ウスターソース」「中濃ソース」「お好み焼きソース」の3種類があります。それぞれの違いは、とろみと甘さです。

用途に合わせてそのままかけるだけでなく、煮込み料理や炒めものにも使えます。スーパーで売っている安い調味料のイメージが強いですが、通販サイトでは高級ソースがギフト用として箱詰めになっているものが販売されています。

焼き肉のタレ

肉の味に合うように、調味料や果物のエキスを合わせて作られた万能調味料です。肉料理だけでなく、焼きそば、チャーハン、料理の下味としても使うことができます。種類が豊富で、無添加、減塩、ノンオイルタイプのものや、高級料理店が販売しているブランド商品もあるので、お歳暮のギフトとしてもおすすめです。

だし酢

鰹節や昆布からとった、だし汁と酢を合わせたものです。そのままで酢のもの、すし飯、マリネなどに使えますが、ノンオイルなのでノンオイルドレッシングとしても使えます。お酢は保存期間が長いため、保存料が含まれていない無添加の商品も多くなっています。